Ska Authentic Vol. 2/The Skatalites ｜危険なジョージィ(仮） - Lookin' For Covers & Originals of Georgie Fame

	Ska Authentic Vol. 2
	The Skatalites
	2001/ SOCD 0907/ Jamaica/ Studio One/ CD

	Don Drummond（tb）、Roland Alphonso（ts）、Tommy McCook（ts）、Jackie Mitto（key）、Lloyd Knibb（dr）、Johnny Moore（tr）、Lloyd Brevett（b）、Lester Sterling（as）、Jah Jerry Haynes／Earnest Ranglin（g）と、パーソネルを挙げるだけでこちらのテンションも上がってしまう奇跡のグループ、The Skatalites。グループとしての実働期間は1963～65年初頭の1年半ほどしかありませんが、その密度は驚くほど高く、Studio One～Treasure Isle～Top Deck～Randy's……といった複数のレーベルをまたにかけて名演奏を繰り広げていました。このコンピは彼らの本拠地だったStudio Oneレーベルに残された音源が集められており、オリジナル盤が発売されたのは1967年。スカの入門盤として名高い『Ska Authentic Vol.1』の続編で、明記されているクレジットと曲名は違いますが、ジョージィがカバーした“Yeh Yeh”と“You Can't Sit Down”のSkatalitesバージョンを聴くことができます。 “President Kennedy”こと“Yeh Yeh”は1964年の録音。Mongo Santamariaのオリジナルと同じくインストで、スカビートへのアダプテーションがうまくハマった能天気な仕上がりになっています。なぜか『Ska Authentic Vol.1』のほうにも収録。 “Can't Sit Down”もおそらく64年の録音で、このカバーはTop Deckにも残されています（こちらは『Ska Down Jamaica Way Vol. 1：Ska Boo-Da-Ba』収録）。どちらもゴキゲンですが、ギャラが高くアレンジに時間をかけられたというTop Deckバージョンのほうがヒップな出来になっているかも。ちなみに60年代初頭に彼らとセッションを繰り返していたものの、Skatalites結成前に渡英してしまったのがかのRico Rodrigues（『Skatalites & Friends At Randy's』に61年録音の“Rico Farewell”というトラックが残されています）。イギリスに来たばかりで不遇だった時期に彼の心の支えになっていたのが、夜ごとクラブで行なわれていたというジョージィ・フェイム＆ザ・ブルー・フレイムズとのセッションだったそうです（→Link）。【K】

No	タイトル	作曲	メモ
1	Tear Up	R. Alphonso / C. Dodd
2	My Love	Andy & Joey / C. Dodd
3	Yeh Yeh	R. Alphonso / C. Dodd	正式タイトルはPresident Kennedy
4	Tell Me	F. Hibbert / C. Dodd
5	You Can't Sit Down	L. Sterling / C. Dodd	正式タイトルはCan't Sit Down
6	Dream Dream	Copyright Control	Everly Bros.の夢を見るだけさのカバー
7	Rain Or Shine	D. Drummond / C. Dodd
8	Trotting In	Copyright Control
9	Dr. Killdare	Copyright Control
10	River Bed	H. Seaton / C. Dodd
11	Love Abiding	D. Wilson / C. Dodd
12	Cow and Gate	C. Dodd
13	Mother in Law	L. Perry / C. Dodd
14	Full Dread	T. McCook / C. Dodd
15	You're Too Bad	J. Opel / C. Dodd
16	Skavling Johnny	J. Moore / C. Dodd